70代女性が60分でバストアップした運動の流れ

西永福駅、永福町駅から徒歩数分の位置にあるパーソナルトレーニング専門ジム、大和パーソナルジムを運営しております代表の大和と申します。

毎年年末になりますと、「年の経つのは早いものだなぁ」と物思いにふける人が多いのではないでしょうか。

そして、自分の姿形を鏡や写真で見て、「え!これが私…」「私も歳をとったなぁ」と感じてしまっている人もいらっしゃると思います。

歳をとったと感じるのには理由があるはずですが、その理由として特に多いのが”姿勢が悪くなった事”でしょう。

先に、私のトレーナー経験を踏まえた個人的な考えを述べますので、共感していただけた人だけ記事を読み進めて下さい。

・若々しく、美しい人というのは、そう周りに感じさせる”雰囲気”を醸し出している。

・顔の表情や声のトーンなど、雰囲気を醸し出す要素は沢山あるが、特に姿勢が雰囲気に与える影響度は大きい。

・ヒトの注意は、細かな部分よりも、割と広い範囲に向きやすい。

化粧の色やアクセサリーなんかよりも、あなたの見た目の中で最も広い範囲として、周りの人の注意が向きやすいのが姿勢すなわちボディラインという訳です。

想像してみて下さい。

綺麗なボディラインでシンプルな服を身にまとった人を見かけた時、「おぉ!」と、つい見入ってしまう事はありませんでしょうか。

特にここ東京では、高価なアクセサリーや服装の人は良く見かけるのですが、姿勢が良い人はあまり見かけませんので、なおさら、姿勢が良い人がより魅力的に見えてしまいます。

ヒトの姿形は好みの問題でもありますので正解はありませんが、「うん。わかるなぁ」と思われた人は、新年も始まりますので姿勢改善に向けた取り組みを行って参りましょう。

本記事では、当ジムの70代女性のお客様が60分間のパーソナルトレーニングで、バストアップをした運動内容について概説します。

あえて概説としますのは、姿勢改善の運動の進め方は個人差が大きく、今回のお客様の運動内容を詳細に説明しても、読者の方々には当てはまらない場合がある為です。

本記事は、何歳からでも姿勢改善でバストアップやボディラインを良くする事は可能であるという希望を皆様に届けるものです。

目次

1.70代女性がバストアップした運動の流れ
2.姿勢に対する皆の間違った認識
3.SNSで見た運動をしても姿勢改善しない理由
4.終わりに

1.70代女性がバストアップした運動の流れ

バストの位置が垂れ下がってしまう原因は、主に「バスト周囲の筋肉が張力を発揮出来なくなっている事」と「バスト周囲の皮膚や筋肉の弾性力が低下している事」の2つがありますので、この2つの状態を改善させる事がバストの位置を元の高さに戻す事に繋がります。

(バストの位置が垂れ下がってしまう詳しい仕組みについては「バストが垂れ下がる仕組み!理解すれば自然とバストアップする」の記事をお読み下さい。)

「バスト周囲の筋肉が張力を発揮出来なくなっている事」と「バスト周囲の皮膚や筋肉の弾性力が低下している事」の2つを同時に改善させる方法が姿勢改善です。

皮膚や筋肉はニュートラルな(伸びても縮んでもいない)長さにある時、最も効率的に重力に逆らって上に引き上げる力を発揮してくれます。

皮膚や筋肉をニュートラルな長さにする為には、皮膚や筋肉が付着している骨の位置を、正しくしてあげれば良い訳です。

基本的には、以下の①~④の流れで運動(ストレッチも含む)を行う事で、結果的に姿勢改善が起きてボディラインが改善されていきます。

①緊張し過ぎている筋肉を抑制する

今回の70代女性の場合、胸(大胸筋)背中(広背筋)の筋肉が過緊張状態でしたので、先ずはストレッチによってそれらの筋肉の緊張を抑制させて、動きやすい状態(=小さな力で動かせる状態)を作り出しました。

②弱化している筋肉を活性化する

腹筋群や上半身と下半身を繋ぐ筋肉(腸腰筋)、肩甲骨を背骨に引き寄せる筋肉(菱形筋)の弱化が見られましたので、それらの筋肉にフォーカスした簡単な運動によって活性化を行いました。

③忘れてしまった動き(感覚)を脳に再インストールする

腰椎を丸める動作パターンを脳が忘れてしまっている状態でしたので、いくつかの種類の腰椎を分節的に丸める動作を行う事で、脳に対する正しい動きの学習を行いました。

また、足裏で地面を踏みしめる時の、重心位置を検知する為の足裏のセンサーの感度が鈍くなっていましたので、足裏のセンサーを活性化させる運動も行いました。

④①~③で行ってきた内容を統合させた運動を行う

バーベルスクワットなど複合的なカラダの使い方が要求される運動を行い、ここまで行って来た事の統合を行いました。

この統合の段階まで行う事で、正しい姿勢がより維持されやすくなり、逆に悪い姿勢になりにくくさせる事が出来ます。

2.姿勢に対する皆の間違った認識

歩く時に胸を張ったり、肩甲骨を少し寄せた状態を意識したり、頭をてっぺんから引っ張られる意識をしたりと、姿勢を意識する事で、姿勢が改善すると思い込んでしまっている人が殆どではないでしょうか。

結論から申しますと、それは間違った認識です。

姿勢とは、脳に入って来た様々な感覚の情報を、脳が処理して出力されたものです。

例えるならば、姿勢は出来上がってしまった料理であり、料理の出来具合の良し悪しを改善するには、”材料”や”調理手順”の修正が必要となる訳です。

したがって、バストアップやボディラインの改善の為に姿勢を改善したい場合は、バストが垂れ下がる様な悪い姿勢を出力するに至ってしまっていた感覚情報とは違った、新たな感覚情報をカラダに与えてあげれば良いのです。

カラダに新しい感覚情報を与える為に行うのが、種々の運動です。

カレーライスと言っても沢山の味がある様に、姿勢のタイプにも沢山の種類があり、その人がその姿勢に至ってしまった原因は異なりますので、実際に行う運動は、その人のカラダの状態を評価した上で選定しますが、運動の大まかな流れ(雛形)としましては、「抑制⇒活性⇒動きの再学習(統合)」となります。

今回の70代女性のお客様にも、上記の流れに当てはめた運動を行いました。

正しく評価が行えて運動選択が出来ますと、1回のパーソナルトレーニングだけでも、姿勢の改善がはっきりとみられます。

3.SNSで見た運動をしても姿勢改善しない理由

最近ではここ杉並区でもピラティススタジオが増えてきまして、ちょっとしたピラティスブームが起こっている様に感じます。

ピラティスと言えば姿勢改善ですが、そういった世の中の状況もあって、InstagramやYouTubeでも姿勢改善の為の運動やストレッチが星の数程紹介されています。

SNSの投稿を見て真似してみても、全く姿勢改善が起こらない場合も非常に多くあります。

理由は先程からも申し上げております通りでして、料理の出来具合を改善するには、材料だけでなく、調理方法も変えなくてはなりません。

姿勢改善では、材料が運動の種目で、調理方法がその種目を行う時の正確さや行う順番という事になります。

したがって、効果が出ない場合は、その種目を選んだ事自体が間違いかもしれませんし、先に別の種目を行う必要があったのかもしれません。

4.終わりに

バストアップやボディラインのアップに関して行き詰ってしまっている人は、最近ではピラティススタジオも増えましたし、パーソナルトレーニングジムもありますので、きちんと評価が行えるトレーナーがいる所に短期間でも入会して運動のやり方を学ぶ事をおすすめします。

自分自身で学ぶ事も素晴らしい事ですが、本当の姿勢改善には、かなり奥深い知識が求められますし、その知識を普通に得るにはお金と時間が掛かりますので、ぶっちぇけですが、正しく評価をして運動選択が出来るパーソナルトレーニングジムやピラティススタジオに短期間でも通った方が効率的かと思われます。

 

当ジムが目指すのは、ただ痩せるのではなく、美容・体力向上・機能改善といった健康増進が達成された状態へお客様を導くことです。

「いつまでも自分の足で歩きたい」「病院通いではなく楽しいことにお金を掛けたい」「いつまでも美しくありたい」「家族の健康を守りたい」と言うような、”健康増進”を強く望む方にとって、当ジムは最強のサポーターとなることをお約束します。

どうぞお気軽に無料カウンセリング・体験トレーニングへお越しください。

 

大和 弘明(職業:パーソナルトレーナー)

ガリガリから細マッチョとなり24/7ワークアウトへ入社し1年で独立。
カラダに対する自身の辛い経験をバネに、豊富な知識と競技者ならではの実践的な指導で
特にダイエットしたい女性や筋肉を付けたい男性を指導している。

賞歴:2016年第68回東京都パワーリフティング〔ノーギア〕選手権大会66kg級 優勝

資格:日本タイ古式マッサージ協会プロフェッショナルセラピスト

活動エリア:杉並区(西永福、浜田山、久我山)、新宿、恵比寿

【大和パーソナルジム拠点】
東京都杉並区大宮2-7-4
京王井の頭線 西永福駅から徒歩5分