バルクアップのメカニズム
久我山、浜田山、新宿、恵比寿を中心にパーソナルトレーナーとして活動している大和弘明と申します。
キレイに痩せたい女性や筋肉をつけてかっこよくなりたい男性が通われています。
さて、夏になると、周りからは「絞りたい!」「引き締めたい!」「腹筋割りたい!」などという言葉がよく聞こえてきますが、
「男なら先ずバルクアップでしょ!」
と思う今日この頃です。女性の好みの違いは多少ありますが、ある程度カラダがたくましい方が当然モテます。
更に、ある程度たくましいカラダの方が、初印象がよくなることが多いので得をする機会も多いのです。
今回は、「ガリガリ君を卒業して、たくましいカラダになりたい!」というあなたにお送りする記事となっております。実は私がパーソナルトレーナーになるきっかけが、自身のバルクアップの成功でした。
是非、そこのガリガリのあなたも、カラダの変化によって劇的に変わる世界観を感じてみてください。
本記事では、バルクアップのメカニズムについて分かりやすくかみ砕いてお伝えします。
バルクアップのトレーニング法については、次の記事「バルクアップのトレーニング法」、バルクアップのための食事については「2ヶ月でバルクアップさせるための食事」をお読みください。
バルクアップで変わる世界観
・健康的でエネルギッシュに見られる
・自己管理能力が高くみられるので信頼感が増す
・姿勢が良くなり明るい印象になる
・「自らを変えた」という自信が己の精神を支えてくれる
・前向きな思考になる
これらは私自身が実際に体感した世界観の変化です。
バルクアップとは
バルクアップとは「筋肉の増大」を意味します。筋肉が増大することで、その分カラダも大きくなる訳です。
全ては適応現象によるもの
筋肉が発達するのは「ストレスに対する適応現象」です。
このストレスとは、外敵からの攻撃ということになります。生命維持のため、その攻撃から身を守ろとカラダが適応します。
壮大な話になりますが、現在地球上に存在する生物はすべて、あらゆるストレスに適応し、進化を続けてきたということです。
バルクアップとは、バルクアップせざるを得ない刺激(=ストレス)をカラダに与えることで、カラダが適応した結果の現象に過ぎないのです。
「異化 < 同化」であること
カラダを形作る約60兆個の細胞は、「新たに作り出す作業の同化」と「壊す作業の異化」を常に繰り返しています。簡単に言い換えると「同化=合成作業」「異化=分解作業」です。
この働きによって、怪我や病気が治る訳ですね。
バルクアップを起こすためには筋細胞の同化が異化を上回っていることが必須条件となります。
同化が上回る条件(筋合成が盛んな状態)
エネルギーの収支が「消費カロリー < 摂取カロリー」であり、細胞合成に必要なビタミン・ミネラル・水が十分足りていること。
異化が上回る条件(筋分解が盛んな状態)
エネルギーの収支が「摂取カロリー < 消費カロリー」であること。また、細胞合成に必要なビタミン・ミネラル・水が不足している場合は、バルクアップは起こりにくくなります。
特に筋肉は、多過ぎると消費カロリーが増えることで燃費が悪い状態になってしまい、いち生命体としては不利になります。よって、カロリー(エネルギー)が十分に足りている状態でない限り、筋肉は発達しにくいものなのです。
細胞レベルで起こっている変化
筋細胞で以下のような変化が起こった結果、バルクアップ(筋肉の増大)が起こります。
肥大化
筋肉を収縮させるタンパク質であるアクチンとミオシンが増加することによる肥大と、筋細胞の細胞質(筋形質)が発達することによる肥大があります。いずれにしても、既存の筋細胞が大きくなることを意味します。
過形成
筋細胞の数が増えることによる筋肉量の増大です。
まとめ
あなたのカラダに起こる変化は、あなたのおかれた環境に適応した結果によるものです。脂肪を蓄えて太ることも、筋肉が大きくなることも、あなたが日々行っている運動や食事によって大きく左右されています。
次の記事では、バルクアップのトレーニング法について書きますので、是非お読み頂ければ幸いです。
大和 弘明(職業:パーソナルトレーナー)
ガリガリから細マッチョとなり24/7ワークアウトへ入社し独立。
カラダに対する自身の辛い経験をバネに、豊富な知識と競技者ならではの実践的な指導で
特にダイエットしたい女性や筋肉を付けたい男性を指導している。
賞歴:2016年第68回東京都パワーリフティング〔ノーギア〕選手権大会66kg級 優勝
資格:日本タイ古式マッサージ協会プロフェッショナルセラピスト
活動エリア:杉並区(西永福、浜田山、久我山)、新宿、恵比寿
【大和パーソナルジム拠点】
東京都杉並区大宮2-7-4
京王井の頭線 西永福駅から徒歩5分