朝食にタンパク質を摂ると痩せやすくなる理由

西永福駅、永福町駅から徒歩数分の位置にあるパーソナルトレーニング専門ジム、大和パーソナルジムを運営しております代表の大和と申します。

あなたは「ダイエットして痩せたいけど、なるべく運動はしたくない!」と考えていませんか。

体脂肪とは体内に備蓄されたエネルギーですので、そのエネルギーを放出(=消費)しない限り痩せる事は出来ません。

エネルギー放出のひとつの手段が運動である訳ですが、別に運動だけがエネルギーを放出する手段ではありません。

本記事では、体内から放出されるエネルギーの量を増やす、運動以外の方法として、食事誘発性熱産生(DIT:dietary induced thermogenesis)をうまく利用した方法を解説します。

「朝食を食べた方が痩せる」とか「朝からタンパク質を摂取すると痩せる」、「タンパク質を多めに摂取すると痩せる」と言われるのが何故なのか理解出来ていない人は、非常にもったいないので本記事で理解していただければと思います。

目次

1.食事誘発性熱産生とは
2.食事誘発性熱産生を利用したダイエット法
3.朝食を食べる様にしただけで痩せた50代男性
4.終わりに

1.食事誘発性熱産生とは

食事誘発性熱産生とは、食べ物が消化吸収される過程で発生する熱の事です。

食べ物を消化吸収する為にも、各臓器が働いている訳ですがその時に消費されるエネルギーが食事誘発性熱産生であると認識していただければ差し支えありません。

「タンパク質>糖質>脂質」の順に食事誘発性熱産生の量は多くなります。

タンパク質:摂取エネルギーの約30%

糖質:摂取エネルギーの約6%

脂質:摂取エネルギーの約4%

例えば、タンパク質のみを100kcal摂取した場合、その内の30%である30kcalが食事誘発性熱産生によって消費される事になりますので、実質的には70kcalが体内に残る形となります。

脂質のみを100kcal摂取した場合では、その内の4%である4kcalが食事誘発性熱産生によって消費される事になりますので、実質的には96kcalが体内に残る形となります。

つまり、同じカロリーの食事メニューを食べる場合、そのカロリーに占めるタンパク質の割合が大きい方が、消化吸収の為に消費されるエネルギーが増えますので、最終的に体内に残るカロリーが少なくなる訳です。

2.食事誘発性熱産生を利用したダイエット法

運動以外にエネルギーを放出する事が出来る、食事誘発性熱産生という仕組みを利用したダイエット法のやり方を2つのステップでご紹介します。

ステップ1のみ実施しても効果はありますが、ステップ1と2を両方とも実施するとよりダイエット効果を高める事が出来ます。

ステップ1「朝食にタンパク質を豊富に含む食品をプラスする」

朝食が菓子パンだけ、珈琲だけといった人が多いですが、その様な低タンパク質な食事は、食事誘発性熱産生を生み出せる絶好の機会を見す見す逃してしまっています。

したがって、鮭や卵、納豆、プロテインなど、タンパク質を豊富に含む食品をプラスする様にしましょう。

全く食欲がないという人は、最低限プロテインだけでも飲む様にした方が痩せやすくなります。

ステップ2「食事の中のタンパク質の割合を増やす」

肉、魚、大豆など、タンパク質を豊富に含む食品の割合を増やしましょう。

食事の前か後にプロテインを飲む様にする事でも、食事の中のタンパク質の割合を増やす事が出来ます。

3.朝食を食べる様にしただけで痩せた50代男性

当ジムに最近ご入会された、50代男性のお客様のカラダに起きた2ヶ月間の変化について共有します。

パーソナルトレーニング開始時は、ウエストサイズは87cmありました。

そして、朝食を何も食べない生活を送っておられました。

男性の場合、ウエストサイズが85cm以上かつ、血圧・血糖・脂質の3つの内2つ以上が基準値から外れるとメタボリックシンドロームと診断されます。※

お客様の仕事の都合により、パーソナルトレーニングは1~2週間に1回、低頻度で行いました。

梨状筋症候群による臀部の痛みと、姿勢不良による慢性腰痛の改善が主目的でしたので、カラダのコンディションを整える事に重きを置いた、比較的低強度な運動を行っていただきました。

主目的ではありませんでしたが、メタボリックシンドローム予備群からの脱却も、せっかくなので同時進行させていきましょうという事になり、タンパク質を含む朝食を摂取するように、食生活を変えていただきました。

その結果、2ヶ月後にはウエストサイズが83cm(マイナス4cm)に減少しました。

こちらのお客様が2ヶ月間で行った運動は、強度的、頻度的にも、ダイエットにはあまり影響しておりません。

脂肪燃焼を主目的に運動を行う場合は、週2~3日と高頻度で、中~高強度の運動を行う必要があります。

つまり、この50代男性のお客様に起きたウエストサイズの減少は、「高タンパクな朝食を摂取する様になった事」によってもたらされたという事になります。

※参考:厚生労働省e-ヘルスネット「メタボリックシンドロームの診断基準」

4.終わりに

食習慣というのは、子供の頃から染みついてしまっているものですので、改善していく事は簡単ではありません。

ですが、「あなた自身が本当に痩せたい」と考えるのなら、食事の内容を改善させていく以外に方法はありません。

なぜなら、エネルギーを放出する手段が、運動(活動)と食事の2つしかないからです。

 

当ジムが目指すのは、ただ痩せるのではなく、美容・体力向上・機能改善といった健康増進が達成された状態へお客様を導くことです。

「いつまでも自分の足で歩きたい」「病院通いではなく楽しいことにお金を掛けたい」「いつまでも美しくありたい」「家族の健康を守りたい」と言うような、”健康増進”を強く望む方にとって、当ジムは最強のサポーターとなることをお約束します。

どうぞお気軽に無料カウンセリング・体験トレーニングへお越しください。

 

大和 弘明(職業:パーソナルトレーナー)

ガリガリから細マッチョとなり24/7ワークアウトへ入社し1年で独立。
カラダに対する自身の辛い経験をバネに、豊富な知識と競技者ならではの実践的な指導で
特にダイエットしたい女性や筋肉を付けたい男性を指導している。

賞歴:2016年第68回東京都パワーリフティング〔ノーギア〕選手権大会66kg級 優勝

資格:日本タイ古式マッサージ協会プロフェッショナルセラピスト

活動エリア:杉並区(西永福、浜田山、久我山)、新宿、恵比寿

【大和パーソナルジム拠点】
東京都杉並区大宮2-7-4
京王井の頭線 西永福駅から徒歩5分